平成13年度:大江町立本郷西小学校
第3,4学年・学級通信

はくしゅ
bP51   2002.3.8

 伝えたいこと・その3 荒野(こうや)をめざそう!
 
◇中間休みを終えて教室にもどると、「トラブル・トラブル」という感じの雰囲気がただよっていました。泣いている子が2〜3人いるのです。
 詳しくは書けませんが、誤解が誤解を生んで、お互いの感情の行き違いがあったようです。
 
 このまま生ぬるく過ぎていってしまってはまずいと思って、徹底的に話し合いをしました。状況がわかってない子を巻き込むために、事情の説明からさせました。
 事情がわかれば、解決策も見えてくるものです。ポイントが絞られてきます。
 今回は、言葉の受け取り方のまずさからくる感情のもつれでした。
「事情はわかりましたね。
 いずれにせよ、謝っておいた方がいいと思 う人は、あやまっておきましょう。」
さっと行動して、すっきりと解決しました。
 
◇久々の臨時の生活の問題の話し合いでした。『はくしゅ』bP09以来、3ヶ月ぶり2度目の出来事でした。
 
◇よくあることです。家族でも、大人の世界でもよくあることです。
 子どもですから、不満をストレートに出します。でも、がまんしてるので、それでも、出せる子は幸せだとも言えるでしょう。
 出せないでいる子は、ためてしまいます。
 
◇ためてしまった子は、どうするか。
 ずうっとためてためて、常に不満でいっぱいの体になってしまいます。顔にもあらわれます。
 または、学校で吐き出せないで、家で吐き出します。それも、爆発するように吐き出してしまいます。物に当たったり、家族に当たったり。
 
◇ですから、「出せる子は幸せ」なのです。ためちゃったら、使いましょう。出しちゃう事です。それも、気軽に、自然に吐き出しちゃう事です。
 
◇3・4年生での1年間が終わります。
 4月からは、また違った関わりの中での学校生活が始まります。
 関わりで考えれば、みんなが進学する大江中学校に行けば、もっともっと大きな集団の中での生活です。その先も、たくさんの、本当にたくさんの人と出会うことでしょう。
 いろんな人がいます。顔が違うように、心もみんな違います。
 ちょっとした勇気を持って、笑顔でぶつかっていくことです。温かい環境の中から飛び出して、少しずつ厳しい世界に自分を置いてみましょう。自分をさらけ出しましょう。
 「荒野をめざせ!」です。
 

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